タマネギ

タマネギは様々な料理に利用できることで非常に便利な野菜ですし、米食を中心とする日本人に不足しがちなビタミンB1もたくさん含んでいます。代表的な品種としては、タマネギ、赤タマネギ、白タマネギ、小タマネギ、葉タマネギなどがあります。
タマネギを植える時期は、北海道や東北では春植え、関東から南は秋植えとなります。秋植えの場合は、9月ごろが種まきをする上で良い時期となります。タマネギの種を蒔くのに最適な時期というものは、非常に期間が狭い上に品種によっても変わってくるので、タマネギの種を販売している販売店に確認してから品種を選ぶようにしたほうが良いでしょう。
苗床を作る場合は、種を撒く半月前くらいから石灰と完熟たい肥を撒いておきます。元肥は1平方メートル当たり、化成肥料と熔成燐肥をそれぞれ大さじ5杯ほど使います。床の表面を板でならした後は幅2センチ、深さ1センチほどの溝をつくります。約3ミリ間隔で種を撒き、5ミリほどの厚さで土を覆っていきます。
11月中~下旬頃になると、苗の根元が5ミリほどの太さになります。畑への植え替えをしますが、植え付けの際には早めに石灰をまいて耕しておきます。植え付けを終えたら十分に根が張るようにして、春にはよく育っているようにします。
厳冬期のタマネギは、霜に根を浮かされたり、過乾燥によって生育が阻害されることがあります。そこで、12月と1月に1回ずつ、根元を踏みつけて霜による浮きを押さえます。春になって気温が上がり、雨がよく降るようになると、タマネギはぐんぐんと成長します。